パンくずリストとSEO対策
こんにちは、英語HP制作担当のクリスです。使いやすいサイトにするためには、例えユーザーが最初にどのページにアクセスしたとしても、迷わないようにすることが大切です。特に規模の大きいサイトでは「パンくずリスト」と呼ばれるものを使用することで、ユーザーが自分の位置を特定しやすくします。
目次
1. パンくずリストの種類
基本的にパンくずリストは3種類に分かれています。
位置情報ベースのパンくずリスト:サイト全体の構造をもとに、現在のページがどこに位置しているのかをユーザーに表示したもの。
経路ベースのパンくずリスト:ユーザーが現在のページに辿り着くまでの経路を可視化したもの。このリストは通常、検索結果がベースとなっているため複数の経路から同じページにアクセスすることが可能。
属性ベースのパンくずリスト:現在のページの属性をリストにしたもの。
2. 最適化されたキーワードのパンくずリスト
多くの人はキーワードをターゲットにしたアンカーテキスト(リンクが貼られたテキスト)をサイトに含める方法の1つとしてパンくずリストを使っている傾向があるため、以下のようになります。
メインキーワード(トップページへのリンク) > メインキーワード+ワード(カテゴリのリンク)―メインキーワード+ワード
例)チョコレート(トップページへのリンク) > 海外のチョコレート(カテゴリのリンク) > ベルギーのチョコレート
一見するとこれは便利に見えますが、SEOをあまり意識しない方法のほうが好ましい場合もあります。なぜなら、キーワードを中心としたアンカーテキストが多いと全体的に不自然に見えてしまうからです。SEOを優先するあまり、ユーザーにとっての使いやすさを疎かにしないようにしましょう。
3. Googleでの役割
今年11月よりGoogleは、自身の検索エンジンの検索結果ページ内にパンくずリストを取り入れると発表しました。Googleが関与することで、リストの見栄えもよくなり信頼度が高くなります。
4. パンくずリストの効率的な使い方
- ユーザーにとって便利な場合のみパンくずリストを使用しましょう。特に規模の大きい、マルチレベルのウェブサイトに適しています。まずはユーザーにとって使いやすいかどうかが重要です。アンカーテキストを加えたいがためだけにパンくずリストを使うことは避けましょう。
- メインナビゲーションをパンくずリストに差し替えないようにしましょう。パンくずリストでは、サイト構成を横並びに可視化させますが、メインナビゲーションは垂直にサイト構成を表示して他のカテゴリやコンテンツをリストにしています。
- パンくずリストは常に使い続けましょう。サイトを見ているユーザーにとっては安心できますし、サイト構成をいち早く理解してもらうのにも役立ちます。
- パンくずリストはページのタイトルタグには使用しないようにしましょう。タイトルが長すぎてしまい、一目ではどのページが表示されているのかわかりづらくなってしまいます。
※こちらの記事はあくまでもTSエージェンシーの見解です。